MF143 表情筋および頸部の筋電位信号を利用した日本語母音の識別

講演者氏名(所属)
○吉川 雅博(産業技術総合研究所)、児島 宏明(産業技術総合研究所)、三河 正彦(筑波大学)、田中 和世(筑波大学)
開催日・会場
MF14 情報・コミュニケーション支援 (F室; 10/1, 16:30-16:45)
講演要旨
発声器官の障害により通常の発声ができない場合に,発声の代替手段を提供するため,表情筋および頸部から計測した筋電位信号を利用して日本語母音を識別する方法について提案する.本手法では母音の識別手法として,サポートベクターマシンを採用した.表情筋の筋電信号位を利用した識別手法の検討は従来から行われていたが,本研究では実用上の観点から,頸部から計測した筋電位信号のみを用いて母音識別が可能かどうか検証した.識別実験の結果,頸部の筋電位信号のみを用いた場合でも,被験者によっては60%以上の識別率を示した.

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